ホームページはどんどん古くなっていきます。時代に取り残されないためにはリニューアルが必要になります。今回はホームページのリニューアルを成功させるために知っていてほしいポイントをまとめました。
こんなホームページはリニューアルを検討しましょう
以前に作ったホームページは時代にそぐわない可能性があります。時代遅れのホームページは、企業への不信感につながってしまう場合もあります。リニューアルすることで結果を出せるホームページになるだけでなく、企業のブランドイメージをあげることもできます。
特に以下のような場合はすぐにリニューアルを検討した方がよいでしょう。
横幅が狭く、コンテンツが詰まっているホームページ
少し前に作ったホームページは横幅が狭い傾向があります。ユーザーが使用するモニターの解像度はどんどん上がって来ており、1024×768のサイズが主流だったのが、1366×768、1920×1080とどんどん大きくなって来ています。横幅850px程度で作られているホームページを大きいモニターで見たとき、左右の余白が目立ちさびしい印象になってしまいます。古いというイメージも持たれてしまうでしょう。
また、コンテンツがぎちぎちに詰まっているホームページもよく見受けます。以前はそれが主流だったのですが、最近ではタッチパネルのデバイスも増えてきており、操作のしやすさなども考慮し、コンテンツは詰まっていない方が良いとされています。
スマートフォンに対応していない
現在はパソコンでの検索量よりスマートフォンでの検索量が多いという事実をご存知でしょうか。スマートフォンからのアクセスに対してパソコン用のサイトしか用意していなければ、、、文字は小さくて見づらく、操作性も悪くなってしまいます。これではユーザーに十分に魅力を伝えられません。検索順位にも悪影響を及ぼしてしまうでしょう。
使っている言語が古い、FLASHを使用している
ホームページの技術はどんどん進化していきます。ユーザーが見ているインターネットブラウザのバージョンもどんどん新しくなっていきます。それに伴い、古いホームページに使われているコーディング方法ではホームページが正しく表示されない場合が出て来たりします。
また以前はよくホームページに使用されていたFLASHは、iPhoneなどのデバイスでは表示されません。FLASHをメインで使用しているサイトは特に、すぐにリニューアルを検討するべきでしょう。
コンテンツ構成が複雑になりすぎた
長年ホームページを運営していると、どんどんコンテンツが増えていき構成が複雑になってしまうことがあります。複雑化したホームページはユーザーにたくさんの情報を与えているように思えますが、実はユーザーが欲しい情報をすぐに手に入れられない不親切なホームページになってしまっていることもあります。
更新作業が複雑で滞っている
更新作業自体が複雑で時間がかかり、滞ってしまっているという場合は、WordPressなどの更新システムを導入することをおすすめします。ホームページには最新の正しい情報を掲載しなければ意味がありません。
リニューアルを成功させるためのポイント
ホームページをリニューアルする際にはいくつか気をつけたいポイントがあります。よく考えずに制作会社に丸投げしてしまうと、デザインはかっこ良くても結局効果を生み出さないホームページになってしまうこともあります。
ホームページの目的を明確にしておく
ホームページの目的は企業によってそれぞれですが、以下のようなものが考えられます。
- ホームページからのお問い合わせを増やしたい
- 商品を購入してもらいたい
- 資料請求してもらいたい
いずれもビジネスの成功のためにホームページを活用しようとしている例です。しかし、このような目的がはっきりしていないままリニューアルしたホームページは、効果を生み出しにくいと考えてください。目的があれば、いかにユーザーをその目的に導くかを考えてデザインやコンテンツを考えることができます。運用段階でも目的達成のために無駄のない戦略を考えることができます。
実現可能なホームページへの集客方法を考える
ホームページがあっても、見にきてくれる人がいないと意味がありません。リニューアルする際にはどうやって集客するかも事前に考えておくべきです。SEOを意識したコンテンツを更新して検索からユーザーに来てもらうのか、コンテンツを増やすのは難しいなら広告を出して来てもらうのか、SNSでアピールしていくのか。もちろん組み合わせでもかまいません。いずれにしても予算というものがあると思います。コンテンツは自分で更新してリニューアルのサイト制作に予算を使うのか、またはサイトのリニューアル費用は抑えめにして広告に予算を回すのか、作っただけでほったらかしにならないように、事前に実現可能な集客方法を検討しておきましょう。
ユーザーにアクションを起こさせるコンテンツ・デザインにする
ホームページのデザインには全て意味があります。というより意味のないデザインは不要です。もちろんかっこいいデザインは魅力的ですが、一番に考えるべきことはユーザーにアクションを起こさせ、目的を達成することです。デザインはそのための手法であることを忘れないでください。
コンテンツも同じです。意味のないコンテンツを増やしていっても無駄に時間がかかるだけですし、ユーザーも目的を達成せずに帰ってしまう可能性が高くなります。あれもこれも入れたい!となるのはわかりますが、制作者と話し合いながら本当に必要なコンテンツなのか一度考えてみてください。今まであったコンテンツでも、目的達成の邪魔になっているのであれば、思い切って削除する勇気も必要かもしれません。
商品やサービスの強みをアピールする
いくらユーザーに使いやすいようなホームページにしても、やはり商品やサービスの魅力が伝わらなければユーザーはアクションを起こしてくれません。商品やサービスの強みをしっかり考えてアピールできるようにしましょう。その際には競合との違いを意識し、有利な点を考えると良いと思います。
スマートフォンへの対応は必須
今やパソコンでの検索量よりもスマートフォンでの検索量が多い時代です。スマートフォンに対応していないホームページは文字が小さかったり、使いづらくてせっかく来てくれたユーザーがすぐに帰ってしまう可能性が高くなります。それだけでなく、モバイルフレンドリーでないホームページはスマートフォンで検索したときの検索順位が下がってしまいます。リニューアルの際には、レスポンシブサイト(デバイスの横幅に合わせてデザインが変化するサイト)などを検討し、スマートフォンに対応させるようにしましょう。
これからはSSL対応も必須
データが改ざんされないように、暗号化された通信のSSL(https)のホームページに変えましょう。Googleも全ページのSSL対応を推奨しており、対応していないホームページは検索順位が下がる可能性があります。さらに2018年7月からはchromeでホームページを見ているユーザーに対して、ホームページがSSL通信を利用していない場合、「保護されていない」という警告を表示すると発表されています。すでに多くの企業がSSL通信に移行しています。リニューアルの際は制作会社にSSL通信を使用するように依頼しましょう。
運用について事前に考えた上で設計する
ホームページは運用次第で生きるか死ぬかが決まって来ます。リニューアルしても運用がきちんとできなければ効果を生み出さないホームページになってしまうでしょう。更新を滞らせないためにも、運用について事前にしっかり考えておきましょう。まずは自社で更新するのか、制作会社に運用も依頼するのかはっきりさせます。もし自社で更新するならWordPressなどの更新システムを使用し、簡単に更新ができるような設計にしてもらいましょう。
まとめ
今回は、ホームページをリニューアルする際に考えるべきポイントをお伝えしました。
結果を出せていないホームページはぜひ早めのリニューアルをおすすめします。同時にブランドイメージも上げてしまいましょう。
もしわからない点などがございましたら、ご気軽にご相談ください!