迷子になったときの振り返り “〜面白いことをしよう〜”

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迷子になったときの振り返り “〜面白いことをしよう〜”

いつも技術系のブログを書いていましたが、今日は少し自分の話をしようと思います。最近の自分について振り返りつつ、初心に戻って会社員だった私が仕事を辞めて事業を始めようと思ったきっかけなどを思い返してみました。

あれ?私なにを目指してるんだっけ?

このところずっと、とあるWebサイトのリニューアル作業を行なっていました。スマートフォンに対応していない部分が多々あったので、レスポンシブデザインへの変更でした。サイトをデザインしコーディングしていく作業は楽しくて、夢中になって進めました。

これは私の性格なのかもしれませんが、作業を始めるとついつい夢中になってしまって周りが見えなくなってしまうことがあります。

夢中になっている間はいいのですが、作業も終盤に差し掛かってふと我に返ったとき、「あれ?私、今なにを目指してるんだっけ?」「これが終わったら次はどこに進むんだろう?」というような気持ちに襲われてしまいました。

考える時間を全く持ってなかった

作業に追われる前は、いろんなことを考えていました。新しい事業とか、こんなことができたら面白いなーとか、自由な発想でいろんな可能性を考えました。でも、作業に追われ始めると目の前のことにいっぱいいっぱいになってしまって、未来のことを考える時間を全く作っていませんでした。それだけでなく、社会との接点もほとんどなくなっていたようにも思います。

初心を思い出すことにした

完全に迷子になってしまったので、前向きな気持ちを取り戻すべく初心を思い出すことにしました。会社員として働いていた私が仕事を辞めて事業を始めようと思ったきっかけなど、過去を振り返りながら改めて考えてみることにしました。ここからは前職の経歴などを含めて過去の振り返りをしていきます。

後悔の残った就職活動

就職活動にはかなり後悔があります。事前の準備をろくにせず、なんとなくやれば受かるだろうという甘い考えで就職活動に臨んだ結果、全くうまくいきませんでした。周りの子たちはどんどん大手企業の内定をもらっている中、自分だけ全然決まらず焦ったのを覚えています。

縁があり入社した会社は良い人ばかりで結果的にとても良かったのですが、なんでもっと真剣にやらなかったのだろうという後悔だけは残りました。またどうしても大手企業に入社する友達たちと比べてしまい、劣等感を抱いていました。

会社に入社してから

会社に入社してからは、認められたくて必死でした。会社の人たちとも仲良くなり、どんどん会社色に染まっていきました。工場での現場研修、総務課、海外での営業といろんな部署を経験し、転機が訪れました。企画課という主に自社ホームページなどを運営する部署に異動が決まりました。

企画課での仕事など

企画課ではホームページの運営やリニューアル、動画制作、印刷物の制作、オンラインショップの運営、商品のパッケージデザインのディレクション業務、イベントの運営などほんとにいろんなことをしました。

全部未経験でしたが、上司からの容赦ない「ググレカス」、「クソ」攻撃に泣きながらも、気づけばいろんなことを自分で解決できるスキルを身につけていました。良くないデザインを提出したら、「ダサい」、「クソ」と言われましたが(笑)、良いときは本当に褒めてくれて嬉しかったし、自信がつきました。その後は初めての後輩も配属されて、とても良いチームで仕事をさせてもらうことができました。

自分の世界が広がった

企画課に配属されてから、自分の世界が広がったような気がしました。今まで知らなかったIT系のニュースなんかも少し気にするようになったし、新しい知識も本当に増えました。「こうしたら面白いなー、良くなるなー」というのをチームで議論したり、新しいことにはなんでも挑戦したいと思うようになりました。

上司とはよく「こういうことしたら面白いなー」とか「このニュースすごい!面白い!」などの話をした気がします。部下として生意気だったと思いますが、「こうした方が絶対良いと思う」等の主張も遠慮なくしていました。そういう話をしていると本当にわくわくして、自分の人生が少し拓けそうな、微かな予感をした覚えがあります。

もっと面白いことをしたい

もっともっと勉強したい、もっともっと面白いことを追求したい。そんな思いがどんどん膨らんできた頃、会社での異動の話などもきっかけとなり、正式に会社を辞めて事業を始めることを決意しました。「こうしたら面白い」という話が、気づけば具体的な話に変わっていった感じです。

振り返ってみて

過去の自分の考えを振り返ってみて、わくわくした気持ちが蘇ってきた気がします。目の前の現実しか見えなくなり、面白いことを考えることをやめてしまうことは私にとって本当に良くないことでした。現実を考えることは大切ですが、未来を考えるわくわくした時間が全くないと前には進めませんね!

とある会社で社長をしている先輩のブログ(新しいみぎりに、晴々しく生きる覚悟はできているか。葛藤と、社会的積み木。)を読んで、「晴々しく生きる覚悟はできているか」という言葉が心に響いています。真剣に生きている人の言葉はやっぱりかっこいいし、心に響きます。

私はまだ一歩踏み出しただけで、葛藤するほど前に進めていませんが、これから何度も壁にぶち当たりまくって心が折れることだと思います。でも自分で決めた道を、堂々と歩いていく覚悟をしようと思います。

たった一度の人生、自分のやりたいように挑戦して生きてみたいと思います。

“面白いことをしよう”

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